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都心の高騰が「郊外人気」に拍車!2025年4月版 不動産マーケットレポート

不動産関連ニュース

経済不透明でも健在、不動産市場の「構造的な強さ」とは?

不動産テック企業の株式会社TERASS(テラス)が公開した「TERASS Market Report 2025年4月版」では、住宅・投資の両面から見た不動産マーケットの現状と、約4万人が利用する家探しサイト「Terass Offer」の人気駅ランキングが明らかになりました。

経済や為替の先行きが不透明な今でも、中古住宅在庫の減少建築費の高騰海外資金の流入といった「構造的な強さ」が価格を下支えしている状況です。特に都心部ではその傾向が顕著で、価格の上昇が続いています。

【住宅マーケット】価格高騰の東京都、それを受けた三県エリアの動き

中古マンションの成約平米単価は直近6ヶ月で75〜79万円の間を推移。東京都が上昇傾向にある一方、神奈川・埼玉・千葉はやや横ばい〜微減の動きが見られます。

新築戸建てに関しては東京都と千葉県が緩やかに上昇、在庫は一都三県ともに減少基調。住宅ローン金利も上昇トレンドにあり、購入者にとってはタイミングの見極めが重要な局面となっています。

【注目の人気駅ランキング】都心アクセス良好な郊外駅が上昇

TERASSのエージェント提案型家探しサービス「Terass Offer」のユーザーデータに基づくランキングでは、都心の高騰を背景に、郊外でも都心アクセスに優れた駅の人気が急上昇しています。

▼東京都

  • 1位:目黒(不動の人気)
  • 2位:荻窪
  • 3位:吉祥寺
  • 注目:三鷹・西荻窪が急上昇

▼神奈川県

  • 上位4駅:横浜・武蔵小杉・日吉・川崎(変動なし)
  • 戸塚駅が13位にランクイン(+2pt)

▼埼玉県

  • 1位:浦和(安定の首位)
  • 2位:和光市(前期から好調)
  • 人気上昇中:川口・戸田公園・与野

▼千葉県

  • 上位は横ばい
  • 注目:浦安・市川の各駅がジャンプアップ

都心価格の高騰を背景に、都心近接の利便性重視エリアへのシフトが明確になっており、通勤・通学の利便性を維持しながらコストパフォーマンスを求める動きが活発化しています。

投資用不動産市場は「アパート>マンション」の利回り傾向に

投資用不動産においては、区分マンションの価格は高止まり、一棟マンションは価格上昇に伴い利回りが低下。一方で、一棟アパートは利回りが高く安定しており、堅実な収益を求める投資家には根強い人気があります。

  • 区分マンション:利回り6.77%(上昇に転じる)
  • 一棟マンション:価格上昇、利回り7.54%(下落)
  • 一棟アパート:利回り9.68%(高水準キープ)

TERASS代表・江口氏のコメントに見る、今後の住宅購入のヒント

江口代表は、現在の金利や在庫状況をふまえ、住宅ローンを組める方にとっては「今が購入チャンス」と語ります。

「自宅は最大の資産」という視点を持ち、自分自身や家族の将来設計とリンクさせて賢く物件を選ぶことが、不透明な時代を生き抜くための資産形成につながるとしています。

まとめ:買うなら「今」?地域選びと資産性の見極めが鍵

本レポートを通じて、物件選びにおける“目利き力”の重要性が一層高まっていることがわかります。構造的に強い不動産市場とはいえ、エリアや物件の選択で明暗が分かれる時代。信頼できるエージェントとともに、自分にとっての最適な住まいを見つける行動が求められます。

詳細なデータや駅別動向については、TERASS公式サイトの「TERASS Market Report」よりご確認いただけます。

▶ TERASS Market Reportを見る

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