不動産投資信託ではリスクも考えておかないといけない

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不動産投資信託(REIT)はメリットが大きい反面デメリットもあります。デメリットで最も大きいのは価格変動リスクです。つまり購入したときより価格が下がることによって損失を被るのです。

【REITはハイリスクハイリターン?の金融商品なのか】

一般的に投資信託はリターンが大きいだけにリスクも高いとされています。つまりハイリスクハイリターンの金融商品であると考えられる投資かも少なくないのです。

でもその点が強調されるのは、株式で運用される投資信託の方であって、資金が不動産で運用されるREITは収益が比較的安定しやすいとされていますからそれほどハイリスクとはいえません。

つまりリスクもリターンも株式による投資信託ほどではないのです。したがってハイリスクハイリターンではなく<ミドルリスクミドルリターン>と呼ばれることが多くなっています。

だからと言ってREITにリスクがないわけではありません。ではそのリスクとはどのような点なのでしょうか。

REITに限らず投資と呼ばれるあらゆる金融商品は、貯金のように安全が約束されるものではありません。したがってこれをやる以上リスクを覚悟しておかなければいけないのです。

REITの特長の一つにインフレに強い点があります。とは言え、経済状況が悪化して物価が下がると不動産の賃貸料も下降することもじゅうぶん予想できます。

したがって不動産市場が活気を失い入居率が低下し、それにより賃貸料が減少して収益が減少します。そうなると配当金が減少するリスクが出てくるのです。

【自然災害多発国の日本では不動産の損傷による損害のリスクもある】

地震を筆頭に自然災害が多発する日本では、それが原因で起こる不動産の損傷による損害リスクも考慮しておかなければいけません。

これは不動産に投資する上で忘れてはいけない基本的なリスクです。また金利変動によるリスクも忘れてはいけません。なぜなら金利が上昇すれば利払いが増えて、その分収益が縮小するからです。

その結果、分配金の減少や投資口価格に上昇が起こるのです。その上、金利上昇によって他の金融商品との金利差が縮小しますから、高利回りを謳うREITの優位性が弱まることになります。

REITが不動産のプロが運用されるからと言って、必ず高い運用益が期待できるわけではありません。したがって投資で失敗しないためにも、<資金の運用・管理について信頼に足る会社であるか>、あるいは<所有している不動産の質は良いか>などをしっかり見極めて臨まなければいけません。

(記事提供:Ignition Invest)