「相続」と「相続税」って何?

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では、さっそく相続と相続税の基礎を学んでいきましょう。

相続とは遺産や財産を人から受け継ぐことです。現在のルールでは基本的に亡くなった人の親族が権利と義務を受け継ぐことになります。

そして相続税とは、相続が発生したときに、その財産の価額をもとに科される税金です。簡単に言えば、相続する財産の価額が高い人ほど、たくさんの相続税を支払うことになります。

とはいえ、全員が全員相続税を支払うわけではありません。相続税には控除があり、相続額がこの控除額を下回った場合には相続税の支払い対象とはなりません。現在の相続税の控除額は

基礎控除額3000万円+(600万円×法定相続人の数)

となっています。法定相続人とは民法で定められている相続人のことで、基本的に配偶者と子供は必ず法定相続人になります。あとはケースに応じて父母、兄弟姉妹などが法定相続人になります。

具体的な例をもとに計算してみましょう。たとえば父(75)、息子(45)、娘(40)の3人家族の父が亡くなったとします。この場合、法定相続人は息子、娘の2人なので、控除額は

  • 3000万円+(600万円×2人)=4200万円

となります。財産の価額が4200万円を超えるときは、その額について相続税が発生することになります。土地と建物とそれなりの現金を持っていれば、すぐに越えてしまう額です。

もっと具体的に計算を進めてみましょう。仮に父(75)が遺した財産の価額が1億円だった場合は

  • 1億円-4200万円=5800万円

について相続税がかかることになります。

ただし、実際にはこの額をさらに子供で分配することになります。するとそれぞれの取得金額は以下の通りになります。

  • 息子:5800万円×1/2=2900万円
  • 娘:5800万円×1/2=2900万円

この取得金額をもとに、以下の表を用いて相続税額を計算します。

取得金額 税率 控除額
1000万円以下 10% 0万円
3000万円以下 15% 50万円
5000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
2億円以下 40% 1700万円
3億円以下 45% 2700万円
6億円以下 50% 4200万円
6億円超 55% 7200万円
  • 息子:2900万円×15%-50万円=385万円
  • 娘:2900万円×15%-50万円=385万円

実際にはさらにここから各種税額控除を差し引くことになります。税額控除には配偶者控除や未成年者控除などがありますが、今回は関係ないのでスルーします。したがって、最終的なそれぞれの相続税額は

  • 息子:385万円
  • 娘:385万円

となります。以上が相続税計算の一例となります。

(記事提供:Ignition Invest)

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