土器やはにわ、貝塚など埋蔵文化財について

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埋蔵文化財(まいぞうぶんかざい)について

埋蔵文化財とは文字どおり、土地に埋蔵(埋もれている)文化財のことで、文化財とは歴史上、芸術上価値の高いものをいいます。

よく知られているものでは、縄文・弥生時代の土器やはにわ、貝塚などがあります。

大昔の人たちの生活様式、信仰、芸術などを研究することで歴史のひもをとく手がかりとなりますので国の大事な財産といえます。

ですので、重要であると認められるものは法律(文化財保護法)によって保護しています。

何千年も昔の遺跡が発見されるなんてロマンチックな感じがしますよね。

土地から土器が!勾玉が!宝玉が素敵!なんてうかつに喜んではいけません。

新築の家を建てようと、

工事中に遺跡らしきものが出てきたらどうなるのでしょう。

こういうときの対処についえ文化財保護法で厳しく規定されています。

まず必ず都道府県の役所にすみやかに届け出ること。そしていったん工事は中断して役所の調査が入ることになります。

調査の結果しだいでは発掘作業が行われ、重要な遺跡等のばあい最悪土地の接収ということもありえます。

この発掘作業数ヶ月に及ぶこともあります。

またはじめの試掘調査費用は自治体が負担しますが、発掘費用は原則、土地の持ち主負担とされています。(自治体にもよる)

ただ営利目的でない個人の住宅などの場合、国による補助が受けられる制度もあるそうです。

費用負担はまぬがれるかもしれませんが、せっかく家を建てようとしたのにいつまでも工事ができないとなると大変です。

こういった文化財が出やすい、出る可能性の高い土地は国が把握しており埋蔵文化財包蔵地といいます。全国に約46万カ所もあるそうです。

埋蔵文化財包蔵地に家を建てるなど開発をする場合には、事前に届出が必要です。

また非常にリスクの伴う土地ですので、宅地建物取引法ではこういった土地の取引の際に必ず買主に告知しなければならないと規定しています。

取引の際に提出する重要事項説明書に記載されていなければなりませんので、購入者は必ずこういった記載がないか、それがどういう意味・結果をもたらすかよく確認することが必要となります。

ちなみに出土品は自治体の所有となり保管・公開されることになります。各都道府県が埋蔵文化財センターを運営していますので、その地域の出土品をみることができます。

天災のような埋蔵文化財ですが、でてきてしまった日にはあきらめて自分の住まう土地で暮らしていた古代の人々の暮らしに思いをはせてみるのもよいでしょう。